東京で覚えた、介護を支える仕事
大学を出た大石は2003年にニッセイ情報テクノロジーに入社。2004年に介護事業者の「やさしい手」に移った。訪問介護ではヘルパーの手配や調整を担当し、福祉用具のレンタル・販売を扱うソフトや訪問入浴のシステムの導入にも携わった。
その後は全社の予算管理や取締役会の運営支援を経験した。利用者を訪ねる人の予定を合わせることと、その仕事を続ける会社を整えること。磐田で事業を始める前から、その両方に関わっていた。
合代島、安久路、見付の三つの建物
2011年3月、合代島に高齢者向け住宅を建てて運営するため、富士ヶ丘サービスを創業した。最初の建物が開いたのは翌年5月。当時の名称は「ふじがおか和楽久 磐田合代島」。現在、本人はこの建物をセーフティネット住宅「ふじがおかプレイス」と紹介している。
安久路と見付の計画は並行して進んだ。二つの住宅を短い期間で開くため、大石は他社との共同事業を選んだ。内覧会を一緒に開き、契約や共用部の管理を分担したという。一棟目の運営を支えた職員と、自分だけでは担えなかった役割について、創業後のnoteに書き残している。